『紙こより画』は楽しい 1

はじめに

ごあいさつ - 紙こより画 ~ 画禅一如: 『紙こより画』は楽しい 1

今日は、奈良・達磨寺の方丈をお借りして『紙こより画』教室を開催しました。今月は後一回(3/28・土)ですが、4月にも3回(4/7・火)(4/14・火)(4/25・土)予定を入れております。

達磨寺境内から本堂(奈良・達磨寺のHPの写真を使わせて頂きました。)

本日(3/21)の教室風景

天気は良く、暖かかったですね。お寺詣に来られる方は、さほど多く有りませんでした。小弟は、暇を見込んで、篆書の勉強をしょうと思って「篆書辞典」を持って行ったつもりが、「隷書辞典」と間違えておりました。しかし、春の彼岸の麗らかな陽射しの中で心地よく時を過ごしておりました。11時頃、見目麗しき来客あり。よく見ると3月7日に来られたOKさんでした。OKさんは、若い美形の女性であり、見た感じでは、20代?に見えたのですが、今日、確認すると40を1つ超えて居られるそうでした。

お借りした方丈の部屋の南側正面にある「枯山水」 亀集庭を背に、OKさんは描き始めました。

完成作品は左側(スマホの場合は上部)の写真です。達磨さんの顔がにこやかで良いですよね。彼女のオリジナルです。

方丈の枯山水「亀集庭」の前の部屋をお借りして、春風抜ける中、『紙こより画』を楽しんでおられました。小倉さんは、事前に何を描くか考えて来ておられました。取り敢えず、軽く「○△□」を練習用用紙に描いて貰い、「こより」の先の感覚を思い起こして頂き、頭の中のイメージを描いて頂きました。





作画の風景

今回の「だるま絵」は、「起き上がり小法師」三体を葉書に描き、彩色したいと言うことでした。指導に入るタイミングを見計い、その都度指導しました。

①葉書にダルマ三体をどう転がすか(どう配置するか)?よく考える事

②こよりの先にあまり「力」を入れない。墨の濃淡・掠れは「こよりの先の動き」の速さを変化させる。早く移動する、おそく移動する。「こより」の先を滞留させるなど。また、ある時は、「こより」に力を入れて、「こよりの腹」で線を引くなど、その場その場で対応する。

③「墨入れ」でも「彩色」でも、濃淡を着けること。この時は、光をどちらから入れるかを考えて濃淡を入れる。

④彩色は、ベタ塗りをしないことが原則。しかし、必要な時もある。

⑤色々、「しない方がいいこと」が、沢山ありますが、例外も多い。

こんな、わかった様な、わからない様な話をしながら、その都度、「こよりの先」を止めてアドバイスして一枚の「紙こより画」を仕上げました。

作画風景を小倉さんに頼んで撮って貰いました。

作品完成

本日の課題・完成しました。
教室開始が11時、作成完了が13時。みっちり2時間かかりました。

小倉さんは多趣味です。
なかなかユニークな性格をお持ちです。

面白い「紙こより画」を描ける方と感じました。

また、遊びに来ますと仰ってました。

宜しくお願いします。

おわりに

『紙こより画』って不思議だと思いませんか ?

日本の伝統的な美に「わび・さび」がありますが、この世界を「未完成の美」と表現された方、或いは、アメリカの詩人「ホイットマン」の
『草の葉』にある
   女(おみな)あり
   二人行く
   若きは うるわし 
   老いたるは
   なお うるわし
を引用して、
   若い人の麗しさはいうまでもない。しかし、老いたるほうが、なお美(うるわ)しい……… と 。
   若さの美しいのは説明不要です。老いの美しいのは、肉体ではなく、「心の美しさ」でしょう。それも長い人生の苦労にあい、それに うちひしがれず、キズつかず、そのたびごとに自分を磨いてきた「丹精の美」だと言っておられました。
   茶碗や花器は、買いたてよりも、古い方が価値があります。しかし、キズがあったり、さびたりしては、価値も半減します。ただ、古いというだけではだめです。丹精に丹精を重ねてこそ、買いたての新品とは次元の違った美しさが備わると言われております。 
   人生も同じです。生まれたら必ず老いるのです。いろいろのカド番に出会い、その都度、ひねくれぬように、卑屈や自暴自棄にならぬように自分を大切に丹精して年齢を重ねて行き、そして、「老いたるは なおうるわし」と理解できると、「老も死もなし」・「老と死がなくなることもない」という、心経(般若心経)のこころを明確に実感できる様になると「老いのうるわしさ」を説いておられる方もおいでになります。老死を拒否することなく、ただ湛然と受け止められる方もおられます。真に「老いの麗しさ」と感じて居られる方なのでしょう。
   小弟は、『紙こより画』の「空」「余白」に「何とも言えぬ妙味」を感じるのですが『湛然(たんねん)たる妙味』と言うのでしょうか・・・。或いは、「未完成の美」と言うのでしょうか ? もう少し考えたいと思っています。
                                以 上

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